子供と離れることを決めた私に、父は言いました。

これから、一生十字架を背負っていかなあかん。
辛いぞ。
と。
本当に辛かった。
今も辛い。
子供と一緒なら
「あんな旦那」と別れることが出来て、良かったー!
離婚、万歳!
って思ってると思います。
公正証書の作成
父が間に入ってくれたので、協議離婚となりました。
慰謝料の支払いや、その他のことについてきちんとしないといけない。
慰謝料が途中で止まったら困る。(分割でもらいました)
お互いのために、公証役場へ行き公正証書を作りました。
子供については、面会の決め事はありません。いつでも、会いたいときに会えます。
(実際は、違ったけど)
必要なことが起きたら、都度話し合いをする。
あとは、慰謝料について。
本当に、きっちりと決めるんですね😅
何年何月から何年何月まで、一回に付きいくらの金額を支払います。
もし支払いが滞った場合、給与の差し押さえをします。
公正証書のコピーを、お互いに保管しました。
出て行け!
決めることをきちんと決めたら、と言うより、決める前から

早よ出て行かんかい!
と言われていました。子供を手に入れた途端、本当に強気に出てきました。
決めることを決めておかないと、そのままうやむやにされると困る。

まだ出て行かへん
と言っていました。
でも、公正証書の作成が終わって、向こうはさらに強気に出てきました。

一週間以内に出て行ってくれ!
そんな話、ありますか?
住むところも決まっていないのに。
離婚届けも、まだ出してない。
離婚届を提出しました
公正証書が作成できたので、離婚届を提出しました。
離婚届を提出するまでは、これまで経験したことのない思いをしました。
苦しんだし、悩んだし、泣いたし、辛かった。
滅茶苦茶しんどかった。
でも、「用紙を提出する行為」って、あっけないすね。
市役所の受付の方も、仕事だし さらっと 受け取って。
15年の結婚生活が終わりました。

離婚届を出してきた
そうメールで報告すると

すぐ出て行ってくれ!
と返信がありました。
いくらなんでも、あんまりな。
住むところも決まっていないのに。
どう言っても

知るか!明日出て行ってくれ。
鍵は置いていけよ!
不動産屋へ行きました。
心配なんでしょうね。母が一緒に行くと言って、母と一緒に。
色々な部屋を見に行く時間的猶予もなく、引っ越し屋さんに頼むだけの猶予も無かったので、荷物は身の回りのものだけを運べるようにと、家具家電付きのワンルームを紹介してもらって、その日のうちに決めました。
引っ越しに必要なお金は、母からの忠告の通りパートのお給料をずっと残していたので、心配はありませんでした。
ただ、「明日引っ越し」は、さすがにお願いして数日時間をもらいました。
引き継ぎノート
こんなものは、作る必要がなかったかもしれません。
でも、子供のこと、ごみの日、家のどこに何があるとか、いっぱい色々ノートに書き出しました。
きっと、ノートはそのまま捨てらたと思うけど、どうしても子供に対してはちゃんとして欲しくて、いっぱい書きました。
洗濯、掃除、お弁当、毎日の食事、学校行事。
ちゃんとしてくれるものと、疑う気持ちは全くなく、当然のこととして信じていました。
あれだけ意地になって、死ぬとまで言って子供を取ったんだから。
最後の朝
朝、子供達が学校に行く時間

今日学校から帰ってきたら、お母さんはおらへんからな。
元気で頑張って来るんやで。
そう言って、見送りました。
何年か経って、あんな言葉は掛けなかった方が良かったんじゃないかと思ったりしました。
一回目の荷物を運び出した後だったか、一度家を出て少ししてから残りの荷物を取りに家に入ったら、学校に行っているはずの長男がリビングでボーっとテレビを見ていました。
「頭が痛いから帰ってきた」
と言うのです。
きっと、学校へ行くような気持ちではなかったんだと思います。
「大丈夫か?」
って、声を掛けていたら

何をしとんや。早くしなさい!
と母に急き立てられ、

ちゃんと寝とくんやで
それしか言えず、家を出て行きました。
子供との別れ方が、これで良かったのか、どうすれば良かったのか、今だ分かりません。
過ぎ去ってしまったことを思い悩んでも今更どうにもできないけど、子供のことに関しては、これ以降のこともずっと「あれで正しかったのか?」と自問自答が続いています。
公正証書の効果
私の場合は「慰謝料」でしたが「養育費」をもらう約束をして、離婚される方もいると思います。
約束は、果たされないことがあります。
「養育費を途中でもらえなくなった」という人は案外多いようです。
約束ではなく、公証役場へ行って「公正証書」を作成してください。
裁判で確定した「判決」と同じ効果があります。
財産の差し押さえの執行が可能です。
後で泣くことの無いようにしてくださいね。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
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