人間関係は和やかで、会社に行くことも楽しい日々でしたが、有給休暇だけは取り辛い状況でした。
有給休暇に対する考え方
不慣れながらも仕事にやりがいを感じていました。
会社に行くことも楽しくて、学生時代は
今日は苦手な英語が当たる順番の日やから、行きたくないな
とか、高校卒業後に働いた時は
明日は忙しい日やから行きたくないな
サザエさん症候群(日曜日の夕方になると憂鬱になる)
とかあったけど、この会社に就職した数年間、そんなことは感じたことがありませんでした😊
仕事が楽しくて会社のことも好きでした。
ただ、みんな仕事に対しての姿勢が厳しいというか、有給休暇はあって無いものでした。
体調不良以外は休まないし、38℃を超える熱があっても出勤してる人もいるほどでした💦💦
今は時代も変わって「年間5日は絶対に有給休暇を取得しないといけない」となっていますね✨
理解してもらえなかった
娘が専門学校に入学するとき、地元を離れることになりました。
父親が引っ越しを手伝わないと聞き、一人で知らない土地へ行って、これから一人暮らしをする心細さを思うと、せめて引っ越しくらいは手伝いたいと思いました。

娘が引っ越しをするので、手伝いたいので休ませてください
そう申し出たところ

行かなあかんのか
と冷たい反応が返ってきました。
後から思うと、3月末の忙しい時期でした。
会社としても、入社式の準備や春の稲荷大祭やらの年間行事がある時期です。
でも、入社間もない私には未経験な時期で、分かっていませんでした。
分かっていても、やっぱり有給を申請したと思うけど・・・。
上司の反応も、Hちゃんの反応も冷ややかだったけど、そこは休ませてもらいました。
娘の引っ越し
娘みーちゃんと電車に乗って引っ越し先まで行きました。
みーちゃんは、久しぶりに私と会うのも楽しみにしていたみたいで

これ、食べよ~
って、パンを用意してくれていました。
でも、電車の中だったので、人目を気にした私は

いや、お母さんはいいわ
と言ってしまったんです。

一緒に食べようと思ったのに・・・
もう少し娘の気持ちに添って考えてあげればよかったのにな・・・と、あとから後悔しました。
引越し先の寮は、ワンルームマンションでした。
先に荷物が届いていて、狭い部屋が段ボールでいっぱいでした。
せっせと荷ほどきして、ベッドを組み立てて、カーテンを付けて。
みーちゃんは甘えてか、私が必死で動いている姿を見て笑っていました。
そんな姿が私には嬉しくて、

みーちゃんも動かなあかんやろ
と言いながらも、幸せな時間でした。
会社で嫌な顔をされたけど、有給を取って良かったとしみじみ思いました。
後日
有給を取ってから何日かして係長が

そら、母親やったら、娘さんがどんなところに住むか、気になるわな
と、穏やかに言ってくれました。
落ち着いた時に、ふと考えてくれたのかな?。それとも奥さんに話して、何か言われたんかな?と思いました。
正直な気持ちは、気持ちよく休ませて欲しかったなと思ったのでした😅
母の手術
入社してから何年も経った頃に、母が手術をすることになりました。
頭の中に腫瘍が出来てそれを取り除くための手術です。

頭を切って開いて手術する
そんな大きな手術でした。
何もできないけど、せめて手術の日は付いていたいと思って仕事を休みたいと申し出ました。

母親が、開頭手術をするので、休ませてください

手術くらいで休むんか
冷たい応えでした。
母にも

手術の時は、病院に行くからな
と言ったけど、私の言い方が悪かったのか

手術してるときに来ても意味ないから、来んでいい
そう言うのです。
気になって仕方がなかったけど、仕事をしてから病院へ駆けつけました。
でも、受付では病室を教えてくれなくて💦💦
娘です って言ったけど

病室は教えられません
そう言われて、車の中から母に電話しました。

今日は頭が痛いから帰って
そう言われて、なんだか腑に落ちない気持ちのまま帰りました。
後からの話ですが、母は「手術しているときに来てもらっても、私(母)にはわからんから来てもらわなくていいと思った」と言うのです。
私は、手術室に入るまでに母の顔を見て、励まして、手術が終わるまで待って(何事かが起こったら困るから)、術後の様子を見たいと思っていたんです。

そんなに気持ちが通じてなかったんやなぁ
と呟いていました😅
この時に、有給休暇が取れていたら、こんな気持ちのすれ違いが防げていたかもしれないのにと、ちょっと思ってしまいました。
この時も係長は、何日か後で

大きい手術やったな。心配やったな
と言ってくれたけど、その時にその思いになって欲しかったなと思ったし、母からああ言われても、手術前に顔を見に行くべきやったと反省しています。
何事もなく手術が成功したから良かったものの、取り返しのつかないことになっていたら後悔してもしきれません。
受付で病室を教えて貰えなかったのは、ご近所の方とか母の友人がお見舞いに来られることを防ぐため、誰にも教えないで欲しいとお願いしていたそうです。
まとめ
会社には会社の都合もあるかもしれません。
あの時代は、有給なんてあって無いも同然でした。
有給休暇は従業員の権利なんだから、お伺いを立てずに、これからは「休みます」と言い切って届を申請すればよかったんだと思います。
今は時代も違う。
労働法で従業員を守ってくれています。
年間5日は絶対に有給休暇を取得しなけらばならない
リフレッシュのためにでも、理由は何でもいい。
業務に支障をきたさないのであれば、遠慮せずに有給休暇を取得すればいいのです✨
退職時には有給残日数を計算し、きっちりと有給休暇を使い果たして退職しました(笑)。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました😊


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